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企画戦略の発想法

売れるもの、好まれるものをつくりたいし、誰かに届けたい、ヒット商品を生み出したい。

これを望まない企業人はおそらくいないでしょう。

でも、発想法は元から備わっているものであって、努力したり学習したりするものではないようなイメージがありますよね。

確かに発想法にはそういう側面もあるでしょう。

それでも、企画戦略に欠かせない綿密なマーケティングを基にして、想像力を働かせると意外な発想法に出会えるのです。

たとえば朝の缶コーヒーとして「ワンダモーニングショット」は一人勝ちをおさめました。

これは、それまで時間帯より性別や年齢を重視していたリサーチから視点を替え、「缶コーヒーを飲む時間帯が多いのは朝である」という結果からの発想法で生まれた製品です。

男女別、年齢別で取り組んできた従来のリサーチから目線を変えてみたことで成功した企画戦略の一例ですね。

このほか、名作といわれた芥川や三島、夏目漱石といった文豪の作品の表紙を、若者が好むコミック作家に任せたことで爆発的に売れたのは記憶に新しいかと思います。

こちらも、企画戦略としてはそれまで全く逆のもの、相反するものであった「名作」と「コミック」を、発想法を変えて一緒にしてみたことが勝因です。

そしてさらに、縦書きが普通の小説に、ケータイ小説、ネット小説での標準仕様である「横書き」を取り入れるのも出版業界では目からうろこの発想法でした。

マーケティングリサーチをただ漫然と行うのではなく、無関係と思われるものを連想して取り入れることができる柔軟な思考法を鍛えていくことが企画戦略につながるのですね。

そのためには、普段からさまざまな視点を持つように意識していることが重要。

これは自分には関係ない、と思わず、なんにでも好奇心を持っていれば、ふとしたときに思わぬアイディアがひらめくかもしれません。